よくわからん
「ペペロミア」という言葉で何を連想されますか?
英語表記だと"peperomia"。
お!なんか胡椒という意味である"Pepper"に見えてきません?
そう、ペペロミアはコショウ科の植物に分類されており、みんな(かどうか知らないけれど)が大好きな有名調味料、胡椒の仲間なのです。
まー、こいつが育てててもよく分からないし、「育ててて」の「て」の数が合ってるかすらも今やよく分からないな。
よく言われるのが、
・乾燥に強い
・半日陰でも育つ
・強い
なんてところなんだけど、特に一番最初のね、「乾燥に強い」というのがどうもしっくりこなくて。
確かに強いやつは強いんだけど。これは品種じゃない気がする。置き場とその時々の環境だ、きっと。
とりあえず我が家のペペロミア達を見ていただきましょうか。
左から、
- ペペロミア・フォレット(葉挿しで育ててるやつ)
- ペペロミア・セルペンス、ペペロミア・アングラータ、ペペロミア・ナポリナイツ、ペペロミア・ゴールド(フォレットは割愛)
- スイカぺぺ(ペペロミア・サンデルシー)
スイカぺぺ以外はボタニカルラウンジ勤務時代に伸びすぎて店で剪定したやつを持って帰ってきて、茎挿しで育てたやつ。
左のなんて、茎挿しで育てたやつの葉挿しで育ったやつだ。3枚の葉を挿していたら、立派に茎が出て、葉の密度も良好に育ってくれています。
育てて楽しい、増やして楽しい、たくさん品種があって、見た目もバリエーションも富んでてコレクションのしがいがある、そんな素敵なペペロミア。
なんだけど・・・、真ん中の画像の上側の鉢、カルキまみれになってる鉢がちょっと特殊で俺にはよく分からない。
乾燥に強いって評判じゃないですか、ぺぺ様ことペペロミアは。
乾きやすい素焼き鉢というのを考慮しても、異様に乾きが早いんですよ。(なのでカルキまみれになっている)
12月12日の今でも、3日に1回は水やりしないとすぐに茎がへたってくる。棚の一番下段、床から10cmくらいのところに置いているのにです。しかも日当たりのあまり良くない場所。
そんで水やりするとシャキーン!と復活するんですよね。
うーん、よく分からない。
あれかな、人間で言うと「メチャクチャ食うのに痩せてるやつ」みたいな感じなのかな。
今度そういう友達と食事を共にした時に、
「お前はペペロミアか!」
って、誰も理解できないツッコミでもかましてやろうかな。
ここまで読んでくれた方に大切なことを。
植物買った時に、店員さんから「水やりはだいたい週に1回程度」とか、そんなこと言われるかもしれませんが・・・
「信じるな、決して。」
私は声を大にして言いたい。
もちろん店員さんは嘘を言っているわけではなく、一般論を言っているだけなんです。目安を。
植物の生育は環境に依存するので、南向きの方が買ってくれたかも知れないし、北向きの部屋の人が買ってくれたかも知れない。
こんなの同条件な訳はないでしょう。よって、水やりタイミングもバラツキが大きいのです。
一方、「何日に一回」ではなく、「こうなったら水をあげてね!」と伝えてくれる観葉植物屋さんは信用できるなあと、個人的には思います。
枯らしてしまうことは悲しいけれど、経験を糧にして、「今度こそは!」と自ら学んでチャレンジできる人が植物育てるのに向いているのかも。
こう考えると、植物を育てることと仕事への取り組みや人生って同じような気がする。
枯らしちゃったり色々悲しい経験をしてもなお、それを糧に自ら学び、やり方を変えられる人はきっと素敵な人。間違いない。
次に活かせれば、それは失敗ではなくて経験。活かせなければただの失敗。
人のせいにする人は・・・まあ、言わんでもええか。